メロンパンアイスのエンジニア論【2025年3月】

メロンパンアイスのエンジニア論【2025年3月】

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エンジニアの日常

エンジニアのデスク

俗に言うシステムエンジニア兼、切羽詰まればプログラマーなので職場は殺風景、更に自宅はもっと殺風景だ。

出社して、コーヒーを入れて、PCは立ち上げっぱなしなのでモニターの電源入れて、スクリーンロックを解除して、メールは見ないで、朝もっともコンディションが良い状態で、優先度が高く脳もかなり使う作業に集中する。

会社はコアタイムありのフレックスで、だいたい私が一番乗りだ。わらわら皆がやってくる前に、重要な作業は済ませる。

デスク周りは、個人用のサイドデスクに個人用の本棚がある。デスクは180cmの結構デカいやつで余裕がある。

フィギュアとか置いてる人もいるが私のデスクは殺風景、掃除するのが楽なので基本的に余計な物は置かないことにしている。

エンジニアのオフィス

データベースとデータモデルの設計が専門

ネットワーク周り以外は仕方なく何でもやるが、データベースとデータモデルの設計が専門だ。

今も昔もSEなんてわかってる奴のところに仕事は降ってくるから、できるだけデータベース以外は知らない事にしている。

データベースを専門にしているのは、データモデルは要件定義、基本設計段階でほぼフィックスできるし、その後に修正が入っても大した影響はない。つまり炎上しない。

言い換えればデータモデルに問題があればその後の工程は全部影響がでるし、大きな変更があれば実装レベルでは炎上必死だ。

SI業界で生きていく方法

私はメーカーやSIerに新卒で入ってプログラマーをやらずにSEになったわけではなく、プログラマーからスタートしているので、上流工程がクソだとしわ寄せは開発工程に全部くることを身に染みて知っている。

上流工程をシッカリできるレベルのSEは10人に1人もいない。プロフェッショナルには程遠い連中が設計をやっている業界だということもよく知っている。

この業界で普通にストレスなく生活するためには、技術ポートフォリオを炎上しない工程に最適化して、専門の工程は他のエンジニアが口出しできないレベルの突き抜けたプロフェッショナルになる必要がある。

メーカーやSIerが開発する業務システム業界は、技術者がどの程度のスキルがあるか計測する方法を確立できていない。しかも、経歴書や資格だけでは全く判断できない。

こんなプロジェクトをやっていた、こんな技術を使っていたと経歴書に書いてあっても、携わっていただけか、プロジェクトに大きく貢献するような役割を担っていたかでは全く違う。

どんな大きなプロジェクトでもプロジェクト全体に影響するような技術選定や設計方針は、一握りの優秀なエンジニアに依存しており、その他大勢はただ携わっているだけだ。

その一握りの優秀なエンジニアの多くは、顧客である官庁や金融業、製造業、様々な業種の顧客にガッチリ囲われている。

メーカーやSIerに所属するエンジニアでも、彼がプロジェクトをやらないなら考え直すという顧客は多い。

また、メーカーやSIerもそのように優秀なエンジニアの下に、わらわら人をぶら下げて売上を上げなくてはいかないので、絶体に流出しないようにしている。

炎上プロジェクトの多くは必要な数の優秀なエンジニア不足と、ぶら下げている部隊の技術水準が低すぎることが原因だ。

エンジニアの日常

リモートワークなんて成立するはずもない

コロナ下でリモートワークが普及したが、どんな職業でも重要な仕事はリモートワークなんぞでできるものではない。

同じオフィスで雁首突き合わせてホワイトボードに向かって意見をぶつけて擦り合わせなければ、不完全な結果しか生まれない。

コロナが下火になったのか?慣れたのか?知らないが、優秀な会社ほどオフォス回帰が正しいという判断を下している。

オフィスで脳みそが毛穴から出るほどで使って結果を出さなきゃいけない連中は、リモートになってもサボったりはしないし、定期的にオフィス来て会議や打ち合わせをしてしっかり結果を出すが、その他大勢は自宅でなんの監視もなければ、サボったり集中力を欠いた状態で何時間もボケーとしたりもするだろう。

リモートなんて成立するはずもない。

しかし私の会社はリモート継続中だ。リモートでもコアタイムはあり、オフィスでの会議や打ち合わせの実施権限はプロジェクトの責任者に完全移譲されているので、権限があれば必要なら毎日でもオフィスに来ることを強制できる。

炎上するかしないかはプロジェクトを牽引する立場の人間次第で、今まで以上にその幅が広がった感じだ。

自宅の仕事部屋

ダメなヤツはダメなのだ

私はメンドクサイからプロマネやリーダー的なことは極力やらない。メンドクサイ。正直、自分の仕事に責任も矜持も持ち合わせていないような連中を率いる群れの統率者なんて,、まっぴらごめんだ。

昔はどうだったか知らないけど、たどえば長屋しか作れない大工と、宮大工では技術も志も責任感も違う。

長屋の大工は一生長屋しか作れないかもしれないし、志があれば、より高い技術が必要とされる建築物を作る大工になるだろう。

社内を見渡して高い志をもったヤツがどれだけいるかというと、1/10いるかな?程度だ。

その1/10と一緒に長くやっていける組織作りをすることは、とても大事だし積極的に関わっている。

残りの連中は啓発はするけど、小学校、中学校、高校、大学まで生きてきた生き方を変える事は、会社の同僚が何をいっても無理だと思うし、沢山の試みはしてきたがほとんど失敗に終った。

ダメなヤツはダメなのだ。

そんな殺伐とした業界なので、笑顔は減るし、なんか違う?的な感覚はずっと持ち続けてきた。

それがリモートワークという作業形態でより明確に表れたと思う。

エンジニアのオフィス

優秀なエンジニア

現場では違う会社の優秀なエンジニアと出会う事も多い。素晴らしいな、そしてなんて素敵な性格、言葉、ウィットに富んだ行動、すべてに感服する事もある。

中でも20台後半から30台前半で出会ったF君は、突き抜けて優秀だった。残念ながらF君とは同じプロジェクトになることはないが、私はいつも気になっているし、まだ会社にいるのか?独立したのかチェックしている。※ストーカーだよね。

もう1人お客様なのだが、凄まじく優秀でやはり魅力的な人物のYさんがいる。彼は公務員1種を何故選ばなかった?彼なら国を牽引する優れた官僚になれただろうに、もったいないと思える体力、能力、知識、メンタル全てにおいて飛び切り優秀な人だ。

私は彼が大好きだ。毎日ネクタイまでチェックしている。ときどき昨日と同じネクタイじゃんと思って、ウフウフしている。※完全にアブナイ人だよね。

自分のこと

かく言う私はなんで官僚にならなかったかと言えば、学生時代をゴミカスのように過ごしてしまった。正確には大学には行ったが、余りのレベルの低さに愕然とし、さっさと辞めて社会に出た。

そんなわけで、スタートはペーペーのペーゲーからスタートしている。

運が良かったのか?実力か?は知らないが、お客さんが次から次へ人を紹介してくれて、気がつけば普通のエンジニアが携わる事もできないような組織とプロジェクトを率いる立場になっていた。

前述したとおり、プロマネやリーダー的な事はまっぴらごめんだが、私の顧客にたいしては違う。

私の顧客は、もちろん会社の顧客だが、私の顧客でもある。私が担うプロジェクトで彼らの組織が混乱するような事は絶体にあってはならないし、私は彼らが大好きだから、彼らに楽をしてもらいたい。

その為にシステムを作っている。

とはいえ、会社の方針でどうしてもこっちを手伝ってみたいな話はある。ほとんどお客様に影響がでるので無理ですと丁寧にお断りするが、超うえの方から言われればどうしようもない。

ちゃっちゃと済ませてさっさと逃げるけどね。

私の部署は私がかなりの人事権を握っている。私の部署は主に私の顧客である2つの組織の仕事しかおこなわない。というかさせたくない。

クソみたいな主力エンジニアで炎上間違いなしの他のプロジェクトをやらせて、モチベーションが下がったり最悪組織を離れる事になったら大損害だし、提供できるサービスにも影響するし、なにより居なくなることが寂しいから絶体やらせたくない。

せっかく育てた、お客様の事も、お客様が背負っている責任も、自分の責任も理解しているエンジニアは、かけがえのない仲間であり、同士であり、ライバルでもある。

他のプロジェクトが見てみたいと言うときは、たまには下界に降りてみるのもいいかもねと言って、ヤバそうなら適当に切り上げて逃げるだぞ、逃げるタイミングは重要だからなと言って下界を見せてやることにはしてるが。

他の部署の予算は知らないけど、私の部署の予算はたぶん潤沢な方だと思う。

設備投資はPCとかPCサーバーレベルなら糸目はつけないし、デスクは前述のとおり180cmでサイドデスク、個人用の本棚もある。

デスクは高さ160センチのパーティションで囲まれていて、入り口だけある感じなので個室にちかい。入り口にのれんでも掛けておけば完全に個室だ。

パーティションに囲まれた自分のスペースは5平方くらいはあると思う。

電話は鳴らないようにしている。会社への電話は担当者を通さなと繋がらないようになっている。顧客からの連絡は全て携帯電話にかかってくる。

年度予算を使い切らないないと、翌年度の予算が削られるとかいうアホな事はない。完全に予算は繰り越されるので、無駄な予算を使うこともないし使う気もない。

会社が定めたコアタイムも強要はしていない。就業規則に書かれてるから大っぴらに無視はしていないが、クソ眠いのに会社に来てデスクで爆睡されるより、家でしっかり眠って目覚めパッチリで来てくれた方がいいに決まったいる。

そんな融通が利くちょっぴり羨ましいと思われている環境があるのだが、実業務は重い責任が伴うので、普通のエンジニアではプレッシャーやストレスで潰れてしまうと思う。

私の顧客である2つの組織のうち1つは、24時間、ある意味365日稼動し続けること前提にしているし、労基法なんて彼らに適用されることはない。

彼らを支えるのが私たちの役目だから、私の部署のエンジニアはほぼ全員が365日、いつ携帯電話が鳴るかわからない。

新婚旅行や海外旅行に行くなら、事前に顧客にも周知させなくてはいけない。

正月はあるのか?年末は?ゴールデンウィークは?そんなものは特別な理由がない限り全部顧客の都合に合わせる必要がある。

職種工程技術価格日経XTECH年収調査エンジニアの数補足
PG製造Java45~120万円740.4万円かなり多い
PG製造COBOL50~120万円(平均60万円)594.4万円少ない。
団塊の世代より上の60歳前後の技術者が多く、今後、労働市場から大量に消える。市場単価は上昇するのは確実。

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